- Paragon Photography ATSUSHI
子供の撮影のコツを教えます。【簡単撮影術】その1
最終更新: 1月14日
こんにちは。Paragon Photographyのアツシです。
みなさん、自分の写真に満足していますか?
写真が上手になりたいと思いながら、満足できる写真が撮れなくて困っていませんか?
とはいえ、小さいお子さんをお持ちのママは忙しくて勉強する時間などないと思います。
小さいお子さんも日々成長して、あっという間に大きくなってしまいます。
あの時、もう少し写真を撮っておけば良かった。綺麗に残しておけば良かった。
昔の我が子の写真を見て後悔するのも子育てあるあるではないでしょうか。
ここでは、プロカメラマンとして20年以上活動している知識と経験をなるべく難しい言葉を使わずに、子供の撮影方法を分かりやすくお伝えしようと思います。
知識はいりません。初級中の初級です。カメラもスマホで十分です。もちろん、一眼カメラでもOKです。
まず、記念すべき?第一回のテーマは「誰でもできる超簡単な撮影のコツ」です。
ポイントは2つだけ。
・一歩前に出る
・一歩後ろに下がる
そんなの誰でもできると思うかもしれませんが、重要なのは、写真を撮ろうとした時に、シャッターボタンを押さないで、あえて一歩前、或いは、あえて一歩後ろに下がることです。
では、早速、下の写真を見てください。

こんな感じで撮ろうとします。
女の子も全体が入っていてバランスも悪くないです。
ここでシャッターを切ってもいいのですが、あえて一歩引くと

こんな感じで空間ができて、夕暮れの空気感が出てきます。
逆に、最初の写真から一歩前に出てみると

今度は、空気感というより女の子の人形への眼差しや表情が、より前に出てきます。
個人的には、2枚目の引いた写真が好みです。
気がついた方もいると思いますが、オリジナルの写真が2枚目の引いた写真で、他の2枚は説明するためにトリミングしたものです。
この時の私は、引いた時の空気感を撮影したかったのだと思います。
もう一つ例をお見せしますね。
写真は、毛糸の織物をする女の子です。真剣そのものです。

最初は、普通に引いて撮りましたが、真剣な眼差しが良かったので、一歩よってみました。

こっちの方が真剣さが、より伝わるので私のチョイスはこちらです。
こんな感じで、一歩の前後が世界観を変えることができますので、日頃から意識して一歩前、一歩後ろを実践してみてください。
今回はこれで終わります。
また、次回も人物の構図のコツをお伝えします。